奥様の要望でウォークインクローゼットを作ろうとお考えですか?
使えないクローゼットになる可能性があるので注意が必要です。
・せっかくのウォークインクローゼットが台無し
奥様が憧れていたウォークインクローゼットを作ったのはいいのだけども、物の出し入れがしずらかったり、いらない物で溢れ返ってしまい後悔しています。
このような事態に陥らないためにもウォークインクローゼットの作り方のコツを一緒に見ていきましょう。
・成功するウォークインクローゼットの作り方
何を収納するの?
憧れやイメージだけでウォークインクローゼットを造ってしまうと、スペースを大きく取りすぎて余ってしまったり納まりきれないなんてことになり兼ねません。
現時点の収納物である衣類だけなのか、それ以外の物まで納めたいのかで必要なスペースは異なってきます。
理想としては、あまりギチギチで余裕が無い状態では無く、ゆったりとしたウォークインクローゼットであれば、新たに購入した衣類やご家族が増えても困る事も少なくなるでしょう。
将来を見据えた収納予定量を計画します。
片付が苦手でしょうか?
あなたは衣類などの部屋の片付けは得意でしょうか。
取り敢えずまとめて突っ込んでおいて、後で整理しようと思っていても家事に追われてしまい、ついつい忘れてしまうことがあります。
ウォークインクローゼットは、自らが中に入る事が出来る空間なので衣類や今使わない物を置きやすい環境となり、便利な反面注意しなければならないポイントがあります。
その都度クローゼット内のハンガーや棚を小まめに整理して、取り出しやすいようにしておかないと品物で溢れてしまいごちゃごちゃになるでしょう。
仕事や家事でお忙しいのであれば休日に収納物の選別と整理整頓をして、不用品を知人に譲ったり処分されるとスペースが維持できます。
そんなの面倒でできないと言われるのであれば、一旦ウォークインクローゼットを造られることは見合わせられた方が宜しいでしょう。
理想的な寸法は?
収納されるジャケットやパンツなどの衣類の寸法を把握する必要があり、奥行きが狭いとハンガーが内壁にぶつかってしまい、擦れてしまうので最低でも55㎝~60㎝は必要でしょう。
ハンガーパイプの設置高さは、1.8m程度でであれば上下の空きスペースを有効利用できます。
ハンガーを利用する収納物が多い場合には、ハンガーパイプを2段に設置すると良いでしょう。
ただしワンピースなどは掛けられなくなるのでエリアで分けるか可動タイプにするなどの工夫が必要です。
換気は必要なの?
ウォークインクローゼットは衣類を保管する場所だから窓何て必要ないと思われていませんか?
窓が無いと空気の流れが止まってしまい、湿気がこもり易くなるのでバッグなどにカビが発生しやすくなります。
天気のいい日には窓を解放して新鮮な風を行き渡らせましょう。
ただし太陽光には紫外線があるので直接衣類に長時間さらされると、色の鮮やかさを失うこともあるので注意が必要です。
間取り的に窓を設けられない時には、締めきっていると臭いがこもるので換気扇を設置することをお忘れなく。
家事動線を意識する
忙しい主婦にとって家事の効率化は欠かすことのできないポイントです。
ウォークインクローゼットの配置が家事室や物干場などと近い方が便利でしょう。
建物の空きスペースを利用して2階などにリフォームしてしまうと家事動線に無駄が生じてしまうので注意が必要です。
色んな物を収納したい
ウォークインクローゼットの良さは、衣類だけでは無くスーツケースや普段使わない物も1ヵ所に集中して保管できるので管理がしやすい点です。
純粋に衣類だけを効率的に収納したいのであれば、通路が必要なくコーナー部分のデッドスペースができない、一般的な壁面クローゼットが向いているでしょう。
どこで着替えますか?
ウォークインクローゼットで着ていくお洋服を選ばれて、部屋に戻って着替えるのは時間的にロスが生まれます。
毎日の行動なのでその場で着替えられるよう、90㎝程度の更衣室としてのスペースとドアに姿見の鏡を取り付けると身支度しやすいでしょう。
もっとスペースを確保できるのであれば家族の衣類を集中的に収納して、ウォークスルークローゼットにすれば通り抜けできて効率的になるし、ドアを開放しておけば風通しもできるので衣類にとって最適な環境になります。
例えば寝室と子供部屋に挟まれる形でウォークスルークローゼットを配置できれば、無駄な家事導線も少なくなり奥様の手間も省けることでしょう。
通路の幅はどれくらい?
ウォークインクローゼットの通路は、収納スペースとならないことから出来る限りコンパクトにしたいと思われるでしょうが、引き出しを引っ張り出したり、高いところの物を取り出すために、踏み台を置いたりするので通路の幅は60㎝以上は必要です。
ファッションを楽しむ
自宅にいながらお店で洋服を見ている感覚で収納されたいのであれば、収納棚には扉は付けずにオープンな状態でお洒落にディスプレイしましょう。
インテリアの一部としてお友達に見せたいのであればウォークインクローゼットのドアも必要ありません。
ただしホコリが溜まりやすくなるので小まめなお掃除が必要でしょう。
ホコリをシャットアウト
ウォークインクローゼットは、人の出入りと歩き回り衣類を出し入れする間にホコリを舞い上がらせてしまうので、気になるようであれば棚は扉付にした方が宜しいでしょう。
収納具合を確かめたいのであれば扉にガラスを組み込むことで、わざわざ開けなくても絶えずチェックすることも可能です。
リフォーム費用を抑えたい
機能性を重視してコストを削減したウォークインクローゼットにしたいのであれば、収納棚に扉は付けずに出入り口のドアも無しで良いでしょう。
造作で収納棚を造り付けにすると加工費や施工費がかかるので、市販のユニットキャビネットをお店で購入して配達してもらうと安くなります。
もっと節約したいのであれば、現在使われている既製品のタンスや衣装ケースを並べて再利用します。
事前に長い間着けなくなったお洋服も整理して処分することで収納物をできるだけ減らす努力も合わせて行いましょう。
・ウォークインクローゼットの作り方まとめ
今お考えのウォークインクローゼットはご夫婦の専用でしょうか、それとも家族全員が利用されるタイプでしょうか。
使われるご家族が使いやすくお洒落で飽きのこないウォークインクローゼットが理想的です。
ご夫婦で11のポイントをヒントにされてリフォーム業者と話し合うことで納得できる収納スペースになることでしょう。
【ウォークインクローゼットのリフォーム相談を急がれている方に、参考になる記事を詳しく書きました。】