リフォームの竣工検査をお忘れでは?後悔しない品質チェックポイント

リフォーム工事が完了すると最終的に業者、設計士、施主により竣工検査を実施します。

最終的に希望が満たされていることを確認するための、施主検査ですから抜けが無いように真剣に挑みましょう。

・素人は不具合に気付かない

初めての竣工検査の場合には、どこを見ればいいのか戸惑うものです。

表面上の綺麗さに目を奪われてしまい、舞い上がって肝心な部分を気付かない。

キッチンの扉の開閉がスムーズにいかない部分を見落としたり、引違窓のクレセントの締まりが悪いとか、玄関ドアの角にキズがついているなど細かな不具合などです。

大金を投じてリフォームしているのですから、後悔しないように竣工検査のコツを紹介します。

・誰でもできる竣工検査の手順

内装工事

製品番号

設計図書や資材承認通りの材料で品番に間違いがないか確認します。

クロスなどは同じ色でもパターンが変ったりするのでサンプルと比較した方が良いです。

浮き剥がれ

クロスや床のシートなどの、たるみや浮き、捲れがないか確認します。

隙 間

床フローリングのすき間が極端に大きくないか、歩行時に床鳴りが発生しないかをチェックします。

体重により鳴ったり鳴らなかったりする場合もあるので、家族全員で隈なく歩き回りましょう。

キズや汚れ

床、壁、天井の汚れや傷がないか見渡しましょう。

接着剤や手垢などで汚してしまっていたり、道具の搬入時にぶつけたり引っ掻いてしまう箇所です。

タイル工事

品番や色

設計図書や資材承認通りの材料で品番に間違いがないか確認します。

目地の詰め具合

タイルの目地詰が均一にされているかチェックします。

水の流れ

床タイルの水勾配がスムーズで水が極端に溜まる所がないか確認します。

木製、金属製建具工事

寸法や材質

承認図通りの寸法や材質になっているのか確認します。

製品サンプルがあれば現場で並べて比較します。

開き方向

平面図通りにドアの吊元が合っているのか、内開きか外開きなのかもチェックします。

木製建具の寸法や材質

木製ドア、クローゼット、障子などが承認図通りの寸法や材質になっているのか確認します。

可動状況

開閉がスムーズなのか実際に可動させます。

ドアクローザーが付いている場合にはスピードも確認します。

剥がれやキズ

木製ドア、クローゼット、障子などの仕上げ材や襖が紙や塩ビシートの剥がれがないか、キズなどが付いていないかチェックします。

【室内ドアのリフォームをお考えの方に参考になる記事があります。】

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衛生設備工事

承認図

システムキッチンやユニットバス、便器などが設計図書や資材承認通りの材料で品番に間違いがないか確認します。

水圧や水温

水の水圧やお湯の温度調整などができるか確認します。

剥がれやキズ

キッチンの天板や扉などに仕上げ材や塗装の剥がれがないか、キズなどが付いていないかチェックします。

【キッチンリフォームをお考えの方に参考になる記事があります。】

キッチンリフォームで後悔しないためにはどうすればいいのか?あなたは価格が安いから?勧められたから選んだのですか?ライフスタイルにマッチしたキッチタイプやメーカーそして優れた業者に依頼しなければ納得するリフォームはできないので注意ポイントを解説します。

電気設備工事

コンセントやスイッチ

設計図書通りにコンセントやスイッチの配置されているのか確認します。

承認図

照明器具が設計図書や資材承認通りの材料で品番に間違いがないかチェックします。

通電確認

コンセントから電通されているか実際に確認します。

固定状況

照明器具がしっかり固定されているかチェックします。

外装工事

品番や色合い

屋根や外装材が設計図書や資材承認通りの材料で品番に間違いがないか確認します。

製品サンプルを並べて確認すると分かり易いです。

ひび割れや隙間

外壁材のつなぎ部分からの剥がれや材料自体がヒビ割れていないか、コーキング処理は漏れなくされているか、塗装むらが無いかチェックします。

固定状況

屋根瓦の場合には材料自体がヒビ割れていないか、しっかり固定されているかチェックします。

【外壁塗装のリフォームをお考えの方に参考になる記事があります。】

自宅のリフォームで外壁塗装の種類をどうしようか悩まれていますか?アクリル塗料やシリコン塗料、ラジカル塗料、フッ素塗料、遮熱断熱塗料、光触媒塗料、無機塗料と種類は豊富ですが単価も様々なのでメリット、デメリットを理解して後悔しないポイントを紹介。

・まとめ

リフォーム工事が完了すると竣工検査を実施します。

希望通りになっているか確認するための最終検査なので、漏れが無いように挑みましょう。

素人の場合にはどこを見ればいいのか戸惑います。

そこで誰でもできるような竣工検査の秘訣を紹介します。

内装は資材承認通りの材料で品番なのか、たるみや浮き、捲れがないかフローリングの床鳴りが発生しないかをチェックします。

床タイルの水勾配がスムーズに流れているのか確認します。

建具は平面図通りの開きになっているのかチェックします。

クローゼットの扉なども塩ビシートの剥がれやキズがないかチェックします。

キッチン、バス関係も水圧やお湯の温度調整などができるか確認します。

照明は設計図書通りになっていて、コンセントやスイッチの配置が打ち合わせ通りにされているのか確認します。

屋根や外壁材の材料自体に不具合が無いか、コーキング処理は漏れなくされているかチェックします。

基本的に業者任せにしないで、自分で仕上げ面を直接触って可動させて思う存分確かめてください。

気が付かなかった不具合が見つかります。

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