外壁のタイルに異変が!
どのようにリフォームすればいいのか紹介していきます。
・外壁のタイルが剥がれたら
外壁の仕上げ材ではタイル貼りは寿命が長く耐久性が高いと言われていますが、下地のモルタルとの接着不良で浮いてしまうと被害が拡大する可能性があります。
放置していると部分的にタイルが落下してしまう恐れがあるので早めの点検と対策が必要でしょう。
それではどんな点に注意すればいいのか一緒に見ていきましょう。
【外壁の色選びでお困りの方に参考になる記事です。】
・外壁タイルのリフォームを成功させる注意ポイント
外壁タイルの異変に気が付く
あなたの住宅の外壁はどのような状態でしょうか?
タイルが浮いている
外壁と平行に表面を見ると波打っていたりハンマーの柄の部分でタイル表面を滑らせて行くと、音が明らかに違うので浮いていることが分かります。
雨水が裏側に回り込むと浮きが酷くなりタイルの自重で落ちてしまうこともあるので危険です。
被害の範囲が少なければエポキシ樹脂を注入する補修方法がありますが、全体的に撤去して乾式工法でタイルを新たに施工した方が耐久性も高く安心でしょう。
タイルが割れている
下地のモルタルなどの乾燥収縮や地震の影響で表面のタイルにひび割れが発生することがあります。
被害のあるタイルを剥ぎ取り、新たな外装タイルを貼り直し伸縮目地を設けてコーキング処理することで
ひび割れに追随できる構造にします。
タイル目地の欠落
雨風により劣化してタイル目地が欠落して深くなってしまうことがあります。
相性のいい専用の目地セメントで施工すれば比較的簡単に補修できるでしょう。
外壁タイルの工法は何か
湿式工法
モルタル下地に外装タイルを接着剤で貼る方法ですが接着不良や地震時の挙動でタイルが浮いてしまうことがあります。
職人の経験が影響する工法と言えるでしょう。
乾式工法
専用金物を利用して外装タイルを下地ボードに引っ掛けて固定する方法で施工もスピーディーで耐久性も高いので普及しています。
外壁タイルのリフォーム費用は
長い間メンテナンスを怠っていると外装タイルのリフォーム費用は割高になる傾向があります。
どのようにすれば工事費を抑えることができるのでしょうか。
タイルを貼る範囲を狭める
老朽化により広範囲でタイルの剥がれが生じていて補修費用が膨らんでしまったらどうすればいいのでしょうか?
建物の外壁4面を全てリフォームするのではなく、正面の外壁や玄関周りや四隅をアクセント的にタイルを貼るなどすることで施工面積を減らして費用を削減できます。
それ以外の面はモルタル下地に吹付塗装で仕上げればタイルと比べれば格段に単価も抑えられます。
フルリフォームで依頼する
外壁だけでなく屋根や内装も含めてフルリフォームすれば工事ボリュームがあるので、資材費だけでなく現場管理費や諸経費からも調整してもらいやすくなるでしょう。
相見積もりで徹底比較
外壁タイルのリフォームを専門としている地元の業者や全国展開している大手の会社も含めて、数社に相見積もりを依頼して項目や単価のチェックをおこなうことで相場を掴むことができます。
適正価格が分かれば必要な項目が揃っているか、極端に高い単価が無いかを見つけることができるので怪しい業者を選別しやすいでしょう。
外壁タイルリフォーム業者の選び方
リフォーム業者は大手から個人経営している業者まで無数にあり様々です。
相手を見て見積もり金額を割高にしたり工事を手抜きする悪徳業者も存在するので注意が必要です。
何を注意して選べばいいのか一緒に見てみましょう。
施工実績が豊富
リフォーム業者は水回りのキッチンの据え付けや屋根瓦の葺き替えを得意としている業者など得意分野があります。
専門外の業者に外壁のタイル張替えを依頼してしまうと施工不良になる可能性が高まります。
外壁タイルのリフォーム実績が豊富な業者を間違い無く探し出しましょう。
評判が良い
ネットでの口コミなどで評判が良くて悪い要素が少ない方が良いでしょう。
できれば施工済みのお宅を拝見できれば外壁タイルの出来栄えも見れるし、現場担当者の受け答えや手抜き工事はないか、近隣住民に対して作業員が迷惑行為をしてなかったなどかも聞き取りできます。
被害を煽ってこない
リフォーム業者の営業マンが外壁のタイルがボロボロで今にでも落下しそうだと過剰に危険を煽ってくるのは要注意です。
老朽化が酷い場合は別として、そうでなければ騙されないためにも数社に現場調査を依頼して営業マンの対応を比較しましょう。
決して最初の1社だけに依頼することだけは避けて下さい。
顧客の立場で対応できる
高級なタイルを勧めてきたり自分たちの工事の都合で着工が遅れてしまったりしては後悔しかありません。
あくまでも施主の要望を第一に検討してくれて、できなくても最善な代替え案のアイデアで親身になって説明してくれる技術力が必要でしょう。
良心的な価格
業者によっては取引のあるメーカーとそうでないメーカーでは値引き率が違ってきます。
グレードによっても当然異なりますが施主の予算に合わせる努力をしてもらえることが重要でしょう。
タイルの施工面積が小さいことを理由に値引きは一切できないと強固な姿勢で「すでにギリギリの金額です」と見え透いたことを言う業者は相手にしません。
良心的に「このタイルでこの方法であれば、ご予算に近づけられる可能性があります」と倉庫の在庫品を探し出したりタイルメーカーと再交渉してくれる業者なら信用できます。
万全なアフターメンテナンス
外壁タイルのリフォームが完了したばかりなのに目地から白い粉が噴出してきて、慌てて業者に連絡しても「分かりました。担当者に連絡します」と言うだけで中々見てもらえない。
何度も電話をし続けたら逆切れされてしまった。
このような業者なら最悪でしょう。
契約上でアフターメンテナンスの期間や保証内容をチェックして満足いく内容か必ず確かめて下さい。
そもそも口頭だけで保証内容が大雑把なら話になりません。
・外壁のタイルリフォームまとめ
外壁のタイル貼りは高級感がありメンテナンスフリーで寿命が長いと、新築時に注文住宅会社から勧められてタイルを採用されたのでしょうか。
しかしタイル貼りの施工不良や屋根や他の部分から雨漏れしてしまい、下地の裏側に水が回り込み浮きや剥離の原因になることがあります。
特に頭上より高い部分のタイルが剥がれてきたら大変危険です。
お庭の手入れをしている最中やお子様たちが遊んでいる時に、硬いタイルが落下してきたらと考えただけでもゾッとするでしょう。
普段から外壁のタイルをチェックされて浮きや割れなど異変が無いか習慣的に確認されて下さい。
早い段階であれば被害も少なく済み、タイルの補修費用を抑えることができるでしょう。
【屋根のリフォームをお考えの方に参考になる記事です。】