減築リフォーム10のメリットとは!後悔しないための秘訣

減築 リフォーム

家族構成の変化に伴いライフスタイルも見直す時期が訪れます。
住まいの減築リフォームで無理のない快適な居住空間が得られることでしょう。

・2世帯住宅の減築を考える時

2世帯住宅

長年親子2世帯で生活してきた住宅も経年劣化であちらこちら痛みが見え始めています。

家族の人数も減り空き部屋になったこともあり全体的なリフォームを考えていても、できるだけ負担を減らしたいところでしょう。

このような状態であれば減築することで建物の階数や部屋数を減らすことで施工範囲を調整することが可能です。

2世帯住宅に限らず一般的な一戸建てでも、使われていないスペースを維持管理するにもコストが掛かるので無駄を省く意味でも有益な方法と言えますが、減築する上で知っておかなければならない注意ポイントがあるのでご覧ください。

・減築リフォームのメリットとは

メンテナンス費用の低減

経年劣化により外壁の塗装の塗り替えや、内部の床材が変形したり剥がれなどで張り替えが必要な時期が訪れますが、階数や部屋数を減築していれば施工面積が減らされた分は今後のメンテナンス費用は低減されます。

外壁塗装

毎日の掃除が楽になる

今までは掃除機を担いで階段を上り2階の各部屋を掃除していたのが、平屋に減築リフォームしたことにより横移動だけなのでスムーズに掃除が行えることで家事の動線が短くなり負担が軽減します。

2階 掃除

建て替えに比べると経済的

建て替え 減築

古くなった住まいを解体して現在の家族構成に合った住宅に建て替えるよりも、不必要な部屋を減築して屋根や外装の張替え、内装のフルリフォームをした方が、基礎から新築するよりかはコスト的に安く抑えられるでしょう。

減築の程度や建物の構造体、基礎部分が著しく劣化していたり、旧耐震基準で造られていて大がかりな耐震補強が必要な場合には、建て替えとの金額差がほとんど無くなる場合もあるので事前の現場調査が必要です。

日当たりや通風が改善

家族が増えるたびに敷地の空き部分にドンドン増築をしてきた住宅は、どうしても太陽の光がほとんど入らない部屋がありがちです。

水平方向へ広がり壁で仕切られることで風通しも悪くなっているのが現状でしょう。

そんな自宅でもコンパクトに効率よく減築することで、日当たりや通風が改善され敷地の空きも有効活用できます。

日当たり 通風

間取りプランや開口部の位置、寸法などにも影響されるので設計を担当される方と相談されて下さい。

光熱費の節約

空き部屋があっても使わなければ湿気が溜まり、あちらこちら傷んでくるので換気や除湿で対処することになります。

冷暖房

減築により床面積が減れば建物全体の冷暖房などの光熱費が節約されるでしょう。

敷地に余裕が生まれる

以前は敷地に余裕が無くて僅かな花壇と1台分の駐車スペースだったのが、平屋建ての住宅を減築リフォームしたことでガーデニングが楽しめるようになり、更に来客用の駐車スペースも確保することができます。

ガーデニング

敷地の広さや建物の配置などに影響されるので設計を担当される方と調整しましょう。

固定資産税が軽減

固定資産税 減築

土地や建物に対して課せられる税金が固定資産税ですが、固定資産税評価額が建物の延床面積によるので減築により建物が小さくなることで軽減されます。

固定資産税

戸締りが楽

防犯上、部屋数が多ければそれだけ窓をチェックする必要があります。

戸締りが楽

2階建てであれば急な用事で窓を閉め忘れてでもしたら、空き巣に入られる可能性が高まります。

防犯

目に届く範囲の間取りにすれば防犯上安心感が得られるでしょう。

愛着のある家に住み続ける

建物も老朽化で雨漏りしてきて家族の人数も少なると、一戸建てよりも手頃に購入できる中古の分譲マンションを探すことも考えるでしょう。

しかし本音としては住み慣れた家から離れたくないものです。

傷んでいる部分を直して家族構成に合った減築リフォームをすることで住み続けることができるでしょう。

減築リフォームプラン

バリアフリーにしやすい

現在2階建ての住宅でお住まいであれば、子供たちが独立して家を出ていって先々夫婦二人だけの生活が待っています。

バリアフリー

使わなくなった2階の空き部屋を減築することで、平屋にしてバリアフリーリフォームすることで老後が過ごしやすくなるでしょう。

・減築リフォームのデメリットとは

仮住まいが必要

外壁の塗り替えや内装の仕上げをリフォームする程度であれば施工範囲を区画することで居住しながら工事をすることも可能でしょう。

外壁塗り替え

減築リフォームの場合には、建物の2階部分や平屋建てでも部屋を削ることになるので、騒音や粉塵が発生する解体撤去作業が伴うので空き部屋があったとして現実的に厳しい状況です。

殆どフルリフォームになるので減築した部分の、外装や内装の復旧工事+古くなった既存部分の仕上げを新しく施すことになるので、数ヵ月間は仮住まいが必要となるのでアパートなどの賃貸物件を確保しなければならず費用がかかります。

仮住まい

基の建物の面影が残る

現状を活かしながら行う減築リフォームのメリットは、不必要となった部屋を撤去することでコンパクトな家にして費用を抑えることにあります。
建物の形状もそのままで間取りも既存の状態にすれば床や壁、天井の仕上げ材を張替える程度にすればコスト削減に繋がります。

・減築リフォームの注意ポイント

業者選定が大事

減築リフォームは一般的なリフォームよりも、その施工会社の技術力が必要とされます。

建物の構造によっては、減築を希望している部分に構造上重要な骨組みがあれば難しくなることがあります。

減築する範囲を構造的に支障が少ない部分に移動するのか、補強することで建物全体のバランスを保つことができるのか判断しなければなりません。

業者選定

ご自宅の工法や構造の減築リフォームの施工実績があり、施工済の建物で不具合が発生していないかなどの評判を確認されると間違いないでしょう。

【リフォーム業者選びで後悔しないための注意点をこちらの記事で詳しく書きました。ご参考ください。】

リフォーム業者の選び方を失敗すると家族の希望したことが反映されない最悪なマイホームになる可能性があります。飛び込みの営業マンを信じたら後悔します!名前だけで決めてもダメです。リフォームを成功させるための業者選びのチェックポイントを紹介します。

予算に余裕を持たせる

予算 余裕

減築リフォームするには、使わなくなった部屋を解体しなければなりません。

構造にもよりますが既存の骨組みを痛めないように、細心の注意をしながら手作業することが多く時間を費やします。

古い建物では、事前の現場調査では判明していなかった問題が出てくることも珍しくありません。

基礎が地盤沈下でひび割れてしまっていたり、木造の骨組みがシロアリに食されていてボロボロであれば、駆除は勿論のこと部材の取り換えや補強も必要になります。

シロアリ

業者の見積もりで別途工事と記載されている項目は、大まかでも概算金額を聞き取りしておき別途で準備しておいた方が安心でしょう。

予算 余裕

予算的に厳しい場合には減築する範囲を減らしたり、既存部分の外装や内装部分で活かせるところは触らないようにするなど検討されて下さい。

・減築リフォームのまとめ

減築リフォームついてメリットやデメリットを紹介してきましたが、ご夫婦にとってどの項目が魅力的だったでしょうか。

業者選定や予算組が重要なので時間を掛けて検討されて下さい。

満足できる減築リフォームを行うことができることでしょう。

【減築リフォームの専門業者に相談されたい方に、関連する記事を書きましたので参考にされて下さい。】

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