今まで使っていたキッチンが古くなったり内装のリフォームに伴い、キッチンを取り換えを検討されると思いますが、どんなことに注意して選べばいいのか戸惑うことが多いです。
誰でも手順通りにすれば、理想のキッチンのリフォームができる方法を紹介します。
・キッチンは使わないと分からない
ご近所のキッチンを見て憧れたり、休みの日にショールームで新型のシステムキッチンを勧められて、一目惚れしてリフォームを決断しないで下さい。
実際使い始めてみて失敗したと後悔する場合があるので注意が必要です。
それは便利なつもりで食器洗浄機を付けたのに、家族の食事時間がバラバラで量が少ないのであまり使っていないとか、リフォーム完了後に冷蔵庫や食器棚を配置したら思いのほか狭くなってしまうなどです。
他の家庭やショールームの規模や雰囲気と、ご自宅の違いを認識して現実的なキッチンを選ばなければなりません。
・キッチンリフォーム後悔しないチェックポイント
1、キッチンのタイプを選ぶ
I型キッチン
一般的なタイプのシステムキッチンで内装を改修しなければコストも低く抑えられます。
横方向への移動距離が長くなると不便なので270cm以内の方が好ましいです。
ワークトップや扉のグレードで価格が変ってきます。
食器洗浄機を付けると20万円くらい費用がアップします。
L型キッチン
L型キッチンの場合には動線がまとまるので、使いやすい印象があります。
キッチンを設置するスペースは食器棚などと配置計画を念入りにして、余分なデッドスペースを作らないような工夫が必要です。
対面型キッチン
開放的で家族との対話が盛り上がるし、スタイリッシュなイメージで人気のキッチンです。
対面式はカウンターや下がり壁を作る必要があり費用がアップします。
どうしてもキッチンの移動が発生するので、給排水の配管や換気ダクトが伸びるので高めになります。
床の補修や壁、天井部分の改修も併せるとキッチン本体以外の費用がかなりの割合を占めます。
アイルランドキッチン、ペニンシュラキッチン
アイルランドキッチンの魅力は島のように独立していて周囲を自由に行き来できるので、ホームパーティなどをしても窮屈に感じません。
ペニンシュラキッチンとはアイランドキッチンの左右どちらかが壁面に接続した形状です。
広いスペースが必要なので設置する部屋が大きくないとアンバランスに見えます。
見栄えを重視しているので高級感溢れるデザインです。
食器棚や収納なども統一感を持たせるので高額になります。
IHクッキングヒーター
従来のガスコンロから安全性を考慮して、IHクッキングヒーターへ取り替えられる家庭も増えてきています。
200Vの専用配線が必要なので分電盤で100Vから200Vにして床下などから配線して接続します。
奥さんの要望と予算、設置個所のスペースなどを考慮してキッチンのタイプを選びましょう。
2、後悔しないメーカーを選ぶ
キッチンを選ぶ時に気なるのがメーカーです。
普段から馴染みがある有名なキッチンメーカーだと安心感がありますが、それぞれデザイン性や機能に違いがあるので実物をショールームで見て操作性や仕上げの質感などを確かめてください。
毎日使うキッチンですから見栄えだけでは無くて使い勝手を重視して選びましょう。
3、後悔しないリフォーム会社を選ぶ
単純にキッチン単体の取り換えであれば、価格の安くて信頼性のあるキッチンリフォーム専門業者で構いませんが、床や壁、天井などの内装工事もするのであれば内装もできるリフォーム業者や工務店、設計事務所などの方が極め細やかな施工管理ができるでしょう。
それと業者ごとに得意とするメーカーがあるので、価格優先なのかメーカー優先なのかで決められて下さい。
決められたキッチンのタイプでリフォームプランを、各業者に提示してもらいましょう。
見積もりは3社以上に本体のグレードやオプション、内装工事の範囲などは同一条件で依頼して下さい。
見積もり金額以外にも条件として、現場担当者が施工品質や安全管理をしてくれて、アフターフォローも万全な会社を選びましょう。
・キッチンを安くする方法
キッチン選びで一番頭を悩ますことが予算の問題ではないでしょうか。
キッチンリフォームを安くする方法を紹介します。
家族で話し合い希望のキッチンを3タイプ選んでください。
それを金額順に並べ同じ条件で、複数のリフォーム業者へ見積もりを依頼します。
できれば希望しているメーカーを得意としている業者で、最低でも3社に相見積を取りましょう。
業者から見積もりが届いたら項目に漏れが無いか確認して、一番安い見積もりを提示した業者に決めます。
三者とも予算オーバーした場合には、こちらの予算を指値して安くできないか交渉してみましょう。
相手側が歩み寄ってくれる可能性があります。
予算を隠したがる人もいるようですが意外と合わせてもらえます。
最初に選んだ3タイプのキッチンを同じような方法で、見積もり依頼から交渉まで繰り返せば、予算に合ったリフォーム業者が探し出せます。
【キッチンの見積もり比較については、こちらの記事を書きました。ご参考ください。】
・キッチンリフォームのまとめ
好きなメーカーのシステムキッチンがショールームに見学に行ったら、実際は使いずらかったり、自宅に配置してみたらスペースが取れないなど上手くいかないこともあります。
大切なことは焦らずに時間を掛けて資料を集めてしっかり検討することです。
時には妥協しないといけないこともあるかもしれませんが夫婦で話し合い、業者の見積もりを見ながら頭を悩ますこともいい経験となるでしょう。
奥さんが笑顔になれるようなキッチンリフォームになることを望んでいます。
【キッチンのリフォームをご検討中で専門業者に相談されたい方に、関連するサイトですので参考にされて下さい。】
「キッチンリフォームのチェックポイント」
1、キッチンのタイプを選ぶ。
奥さんと相談してI型キッチン、L型キッチン、対面型キッチン、アイルランドキッチン、ペニンシュラキッチンの中から配置する予定の自宅のスペースを考慮して決めます。
2、キッチンのメーカーを選ぶ
有名なキッチンメーカーは安心感があり良いですが、最終的には実物をショールームで見て使い勝手を優先して選びましょう。
3、リフォーム会社を選ぶ
キッチンリフォーム専門業者、内装もできるリフォーム業者、工務店、設計事務所などから、得意分野を見極めて選択しましょう。
希望のタイプでリフォームプランを提示してもらい、見積もりは3社以上に同一条件で依頼しましょう。
施工品質や安全管理ができアフターフォローも万全な会社がお勧めです。