子供たちの成長と共に子供部屋の間仕切りで悩む日が訪れます。
ご家庭にあったお手軽な方法からプライバシーを確保した間仕切り壁リフォームなど多数紹介します。
・子供部屋の間仕切りは難しい
仲が良いので家具などで簡単に仕切ればと思っていましたが、兄妹なのでプライバシーを意識してしっかりとした間仕切り壁を造らないといけないのでしょうか。
間仕切りのアイディアをご覧頂き予算に納まるようご家族で話し合われて、ライフスタイルに合ったリフォーム方法を見つけましょう。
・子供たちに合った間仕切りアイディア
子供部屋の間仕切り方法をお手軽順に3タイプに分けましたので順を追ってご覧ください。
カンタン簡易間仕切り
使っている机で気軽に間仕切り
今お使いのタンスや学習机などを移動して子供部屋を仕切ります。
間仕切りが必要なラインに、机をそれぞれの部屋から向い合せて隣にタンスを並べて配置しましょう。
今までは横並びで兄弟で言い争いが絶えなかったのが、簡単にでも区切るだけでも気分が変ります。
机などを購入しなければ費用はかからないので、最初はこの間仕切りから始められると良いでしょう。
市販のカーテンで間仕切り
天井にカーテンレールを取りつけることでカーテンを使って間仕切りにします。
天井の下地材にレールを固定しますが重量により補強が必要でしょう。
小さな部屋であれば突っ張り棒を使えば、もっと簡単に取り付けすることも可能です。
幅はカーテンの枚数で調整できますが高さは、引違窓に合わされているので短い場合が多いので、縫い足すなど調整が必要でしょう。
市販のカーテンとレールの購入費用だけで間仕切りができるので手軽にできますが、高さがあるので不安な場合は専門業者に依頼される方が安心です。
パーテーションを設置する
間仕切りライン上に既製品のパーテーションを設置する方法ですが、高さや幅に制限があるの周囲から相手の部屋の様子が丸見えの状態になります。
天井に突っ張って固定するタイプやキャスター付で移動がしやすいタイプがあるのでお好みで購入できます。
圧迫感があまりなく自分でも取り外しが簡単なので使いやすいでしょう。
アコーディオンカーテンで間仕切り
間仕切りライン上にアコーディオンカーテンを取りつけることで開閉自由で区分けできます。
ジャバラ状に折りたためて樹脂やパネルタイプもあり、窓からの明かりが必要な場合は透過させる製品を選びましょう。
カーテンよりも重量があるので天井裏でレール補強をする必要があるので専門の業者に依頼された方が安全です。
将来も自由自在な間仕切り
木製の引違戸を取りつける
子供部屋のスペースを仕切るだけの目的であれば、木製の引違戸や引分け戸を設置することで間仕切りが完成します。
部屋の大きさにより天井から建具までの間の下がり壁や建具の両サイドで小壁を造る必要があります。
窓付きのパネルドアであればアクリル板から、太陽光を隣の部屋に取り込むことも可能でしょう。
防音性能はありませんがドアをオープンにすることで、いつでも1つの空間にできるメリットがあります。
造作や内装工事が必要となるので専門業者への依頼となるでしょう。
可動間仕切りを取りつける
通常の引違戸と違いパネルのサイズが大きく高さも天井いっぱいまで設けることができます。
天井裏や両サイドの壁部分を補強することで、下がり壁や小壁を造らなくても仕切ることが可能です。
重量があるので可動間仕切りの専門業者への依頼となるでしょう。
移動式収納で仕切る
既製品や造りつけで移動式の間仕切り収納を設置します。
両方の子供部屋から収納として利用できるので便利ですが、収納分の奥行きが必要なのでスペースが必要となり部屋の面積が削られます。
間仕切りラインと平行方向に移動できますが重量物を収納した状態で行うと、キャスター部分が床材に負担を与えてしまい凹みやキズが付く可能性があるでしょう。
床部分の補強などが必要な場合もあるので、メーカーや設置業者に確認されて下さい。
【少額の間仕切り壁リフォームで見積もりを依頼されたい方に最適な記事があります。】
将来を見据えた本設の間仕切り壁
子供部屋のスペースのバランスをとって間仕切り壁を造ってしまう方法です。
お子さんが大人になり独立して子供部屋が空き部屋となり、夫婦二人では広すぎるので売却をする際には同じ家族構成の方であれば好まれるでしょう。
新築の内装工事で間仕切り壁を設けるのと同じ手順で、木造や軽鉄下地を組み立てて両面に石膏ボードや合板を張っていきます。
表面は塗装やクロス貼りで仕上げて天井の廻縁と床との取り合い部分に巾木を取りつけます。
同時進行で電気の配管も行い照明のスイッチやコンセントも希望の場所に設けます。
廊下など他の部屋からの出入りに必要な木製ドアを追加しますが、子供部屋を行き来するための出入口も必要でしょう。
プライバシーを確保したいのであれば話し声や物音を抑える防音対策も合わせて施工します。
防音性能を高めるには、天井や床の防音処理も必要となるため改修範囲が広がりコストアップになるでしょう。
エアコンの設置場所の関係で機器を追加することも忘れてはいけません。
・子供部屋の間仕切り壁のチェックポイント
先々を見据えた間仕切りにする
家族構成の変化で将来は夫婦だけではお手入れも大変なので、丁度いい広さの家に住みかえることもあるでしょう。
間仕切り壁も中途半端にしてしまうと、見栄えも悪くなるので一般的な間仕切り壁でリフォームします。
移動式収納や可動間仕切り壁などは、好みが分かれるところなので売却がしずらくなる可能性が高まるでしょう。
コスト優先ならできるだけ手を加えない
しっかりとした間仕切り壁を造ると電気設備や空調設備なども必要となり、壁の面積や仕上げ材のグレードによりますがおよそ10万円以上はかかるでしょう。
教育費や交際費など他に費用を捻出したいのであれば、現在使われているタンスや学習机で仕切ったり、カーテンを利用するなどできるだけ手間をかけないほうが得策です。
出来上がりを確認する
イメージしていた間仕切りと違っていて現状にショックを受けることがあります。
カタログや図面だけで既製品の購入をしたり、リフォーム工事を行うことは避けたいところです。
ショールームや施工済みのご家庭を見学できるのであれば家族で足を運びましょう。
エアコンや照明のバランス
住宅の設計の段階から子供部屋に間仕切り壁を追加する計画であれば、照明の位置やバランス、エアコンの設置場所などは考慮されているでしょう。
そうでなければ間仕切り壁を造ったことで照度がどうなるのか、冷暖房の効率がどうなるのか検討して機器の移設や追加設置することも必要になります。
全体的なリフォームをする
ご自宅の中でリフォームの必要な場所がないのかチェックしてみましょう。
リフォーム業者に依頼するのであれば、工事の規模がある方が値引きしやすくなるでしょう。
現場管理の効率化や建築資材を注文するにしても数量が多い方が調整しやすいものです。
工事中は家族も気をつかうので、リフォームをまとめた方がストレスも軽減されるでしょう。
DIYが得意なら自分で間仕切り壁にチャレンジ
家族でDIYが好きで、ご主人が日曜大工に自信があり棚づくりなど普段からされているのであれば、自分たちで間仕切り壁を造ることも可能でしょう。
天井の高さもあり間仕切り壁の下地組みや石膏ボード張り作業は、脚立を使う作業となるので二人で協力しながら行う必要がありますが材料費だけで済むので安くできます。
木製ドアの部分や電気工事などは専門業者に依頼することになるでしょう。
どうしてもプロのリフォーム工事とは仕上げり面で差が出てくるので、将来的に売却する可能性があるのであればリフォーム専門業者に依頼された方が間違いないでしょう。
・子供部屋の間仕切り壁まとめ
子供部屋の間仕切り壁について紹介してきましたが、ご家族にあった方法が見つかったのではないでしょうか。
チェックポイントを確認することで後悔しない子供部屋の間仕切りをすることができるでしょう。