リビングのリフォームで床にタイル貼りを検討されている方に参考になるポイントを紹介します。
・リビングの床をタイルにしたいけど何かと心配
海外のお洒落な住宅をイメージしてリビングの床を思い切って、ゴージャスなタイル貼りにしてみたいのだけども冬は冷たそうだし高そうで費用も気になる。
このような方に満足できるようデメリットを克服して、リビングの床をタイル貼りにする秘訣を考えてみましょう。
・リビングの床をタイル貼りにリフォームしても後悔しないポイント
種類が豊富でデザイン性が高い
陶器質のタイルは焼成温度が低いので収縮しずらく採色がしやすいので、模様や絵柄をデザインしたタイルもありお洒落な雰囲気を醸し出せます。
シンプルにホワイト系の床タイルであればモダンなイメージになるし、テラコッタタイルであれば洋風になるので選択肢が広がるでしょう。
貼り方も市松模様にしたり斜めに貼ることもできるので、リビングの床を際立たせる効果も期待できます。
床暖房との組み合わせで1年中快適になる
タイルの表面はフローリングと比べると熱伝導率がおよそ9倍と熱が伝わりやすく素足だと「ヒヤッ」と感じてしまうでしょう。
夏場であれば心地いい冷たさも地域によっては、冬場にスリッパを履いていても底冷えを覚えるかもしれません。
タイルはフローリングよりも蓄熱性が高いので床暖房を先に設置して、タイルを後施工することで冷たさを改善する方法があります。
床暖房のコストが気になるのであればキッチンとリビングの内壁周りを通路として繋がりを持たせてタイル貼りをして、ソファーなどを置いている中央付近は木製のフローリング張りにして床材を分けることも可能でしょう。
耐久性が優れている
玄関や外部でも使われるタイルの表面は強く、物を落とすと凹んでしまったり尖った物で擦るとキズが付く木製フローリングや家具を置くと痕が付いてしまうクッションフロアーなどと比べても耐久性が高いので、簡単に劣化や不具合が発生することは少ないでしょう。
タイルは床材の品質を長持ちさせる意味では最適な仕上げです。
ただし陶器や磁器質なので重たい鍋や筋トレで使う鉄アレイなどの重量物を落下させてしまうと、さすがにひび割れや欠けなどの破損は免れないでしょうが、1枚だけ剥がして補修することも可能なのでメンテナンスは比較的容易でしょう。
色褪せしない
フローリングなどは室内でも太陽の日差しが当たる時間が長くなると変色することがありますが、タイルであれば紫外線に強く変色に強い材質です。
犬や猫の引っ掻きにも耐えられる
猫の爪とぎで床を引っ掻くかくことがありますが、タイルだと表面が固いのでキズ防止になるでしょう。
タイルのサイズは大き目が掃除しやすい
タイルのサイズが小さめだと目地が多くなるのでホコリが溜まる範囲が広くなるので掃除がしずらくなるでしょう。
見栄えも考慮すれば大き目の300角以上のタイルを床に貼ることをお勧めします。
目地材も抗菌や防汚、防カビ仕様を採用されると尚良いでしょう。
水を零しても安心
タイルは浴室などの水回りで使われているだけあって水に強くバケツの水を零してしまっても、すぐに拭き取れるしタイルの品質に悪い影響を与えません。
キッチンなどの料理で液体調味料や洗剤が床に垂らしてしまってもフロアモップで拭き取れるので、リビングの床と繋げてタイルを全面的に貼るのも良いでしょう。
ペットを飼われているのであればおしっこが漏れてしまっても水拭きで汚れを除去できるので匂いも染み込みません。
豪華な雰囲気にしたい
インテリアに合った300角以上の床タイル貼りをリビングやキッチン、廊下だけではなく玄関から繋げて全体的に仕上げることで一体感が生まれワンランク上の住宅を演出できます。
ブラック系やブラウン系で重厚感を出したりホワイト系で清潔感がある、お洒落なお部屋にするなど様々な色合いが選べます。
普段あまり使わない明るいビビットカラーや奇抜な柄のタイルにチャレンジすればオリジナリティー溢れる空間にもなります。
お好みでデザインの異なるタイルをアクセント的に入れたり、全ての壁際に濃い色のタイルを貼ることで変化を楽しむのも面白いでしょう。
タイルは長い目で見れば高くない
タイルは一般的なフローリング材と比べると単価が高く手が出せないと思われていないでしょう。
劣化により変形したり表面が剥がれて貼り替えする手間が省けることやメンテナンスが簡単にできることなど、トータルで見た場合決して高くはないでしょう。
それでも予算に合わない場合にはどうする?
フルリフォームのタイミングで
床のタイルだけのリフォームでは規模が小さく業者の値引き交渉はあまり期待できないので、リビングやキッチンも含めてフルリフォームをするタイミングで床をタイル貼りにされてみてはどうでしょうか。
内装の仕上げ材や設備機器と同じメーカーに統一することと、工事ボリュームがまとまったことで作業効率もアップするので現場管理費などの諸経費も調整しやすくなります。
在庫品を調べてもらう
床タイルを専門にリフォームしている業者であれば今までの工事で余分に発注して、使われなかったタイルが残っている場合があります。
少し古い製品ではありますがデザインや色合いが好みに合えば十分使えるし、相談すれば安くしてもらえる可能性があるでしょう。
相見積もりで時間をかけて比較
タイルを扱う業者には特定のメーカーを勧めてくる場合がありますが、他メーカーと比べると単価差があるので比べることをお勧めします。
メーカーに拘りが無いのであれば複数の業者へ同条件の見積もりと、予算が合わない場合のためにそれぞれの業者のノウハウでコストダウンした提案を同時に依頼することがポイントです。
こちらが希望するタイルや貼り方でプランや予算が合えばいいのですが、そうでない場合にはコスト削減されたプランだけを比較して納得できる見積もりを採用すれば一番低価格でタイル貼りにリフォームできるでしょう。
勿論その業者の実績やアフターメンテナンスなどの条件も総合的に満たしていることも大切です。
【リビングの床をタイル貼りにリフォームする予算組に必要な相見積もりやプランを無料で考えてもらえるサービスがあるので記事にしました。参考にされて下さい。】
大理石柄のタイルで水に強くなる
ホテルライクなリビングをイメージして天然の大理石を床に貼ることができますが、水に弱く光沢が無くなり汚れが染みになりやすいので大理石調のタイルにすることで、耐水性が高くなり見栄えもゴージャスにすることができます。
タイルの質感を選べる
天然石のような艶のあるツルツルに磨かれた表面やマット仕上げもあり、ザラザラの滑りずらい処理がされたタイルなどお好みの質感のタイルを選ぶことができます。
食器を落とすと割れやすい
タイルの表面は木製のフローリングと比べると固いので謝って食器を床に落としてしまうと割れてしまう可能性が高いでしょう。
高価な食器を扱うのであればテーブル周りは仕上げを柔らかい木製の素材に変更したり、クッション性が高い敷物でカバーする方法があります。
音の響きが気になるなら
タイルは表面が硬く吸音性が低いので音を跳ね返し、柔らかな材料と比べると音が室内に響きやすいです。
カーペットなどの厚手の敷物を敷き込んだり、壁面に柔らかな音を吸収しやすい物を飾ると音の響きを緩和できる可能性があるでしょう。
小さな子供が転んだら心配
よちよち歩きのお子様がいらっしゃるのであれば表面が滑りずらい処理がされたタイルで転倒防止をします。
転んでしまい頭を床に打ち付けたらケガをしないか心配だと思われのであれば、やはり比較的柔らかな木質のフローリングを選ばれた方が宜しいでしょう。
足腰の負担を和らげるには
タイルの硬さが長時間立ったり歩いて家事などをしていると足腰に負担を感じることがあります。
リビングの中央や通路部分に厚手のカーペット敷いたり、柔らかなフローリング張りと組み合わせることで体への負担を和らげる可能性はあるでしょう。
・まとめ
リビングの床をタイル貼りにリフォームしようか悩まれていたことが解消したでしょうか。
ご家族が快適に過せて掃除の手間が省け、尚且つ予算内でリフォームできることが理想でしょうが、15のポイントをチェックしながらライフスタイルにあっているのか一つずつイメージすることで考えがまとめやすくなるでしょう。