お洒落だし雨の日に洗濯物も干せる機能的なサンルームに憧れています。
良い事ばかりが思い浮かびますがリフォームする際に、気を付けなければならないことはあるのでしょうか。
そんな方にサンルームのリフォームをするメリットやデメリットを一緒に見ていきましょう。
・サンルームのメリット
ガラス張りでお洒落
住宅の構造やデザインによりますが、ガラス張りのサンルームを造ることでアクセントとになりお洒落な雰囲気を醸し出すでしょう。
外装が金属系の建物であれば同系色でまとめて調和させることもできます。
お子さんの遊び場
小さなお子さんがいらっしゃるご家庭であれば格好の遊び場になることでしょう。
庭であれば天候に左右されますし、芝生で四つん這いになったり、虫を触ってしまって思わぬ物を口に運ぶ可能性もあり、絶えず目が離せませんがサンルームであれば衛生的にも安心です
ペットのスペース
サンルームは日当たりが良く愛犬や愛猫の遊び場として最適です。
散歩の後に足の裏を拭いてあげる手間も省けるし、雨の日でも屋外にいる感覚でペット達も遊ぶことができるでしょう。
憩いの空間
仕事や家事の疲れを癒せるスペースとして利用できます。
好きな物を飲みながら本を読んだりお喋りするだけで気分は晴れます。
室内とは違った開放感で木々の緑や小鳥のさえずりを感じながら癒されることでしょう。
ガーデニングテーブルとチェアーを設置すれば、直射日光で変色することも防ぐことができるので天井のカーテンの開閉を気にしないでもいられます。
気軽に日光浴
サンルームはガラス張りの部屋なので、気兼ねなくいつでも日光を浴びることができます。
居場所を工夫すればご近所からの視線も遮られるので気になりません。
全天候型の物干し場
晴天であればお庭に真っ白な洗濯物を干すと気持ちいいですが、雨降りの室内干しは乾きが悪いし臭いも気になります。
外出時でもサンルームであれば雨天の合間の日差しも逃がすことがなく、どんな天気でも洗濯物を干すことができます。
在宅時でも天候が変りやすい時には、扇風機を使ったり窓を吹き込まない程度の隙間を開けると、風通しされるので洗濯物が乾き易くなるので、梅雨時には打ってつけの場所と言えるでしょう。
花粉が気にならない
花粉症に悩まされている方にとっては、お庭で洗濯物を干すには花粉の飛散量が少ない時間にしたりと大変です。
サンルームであれば硝子で屋外と遮断しているので過ごしやすく、洗濯物を干すことができるでしょう。
夜空を見上げられる
屋根のカーテンをオープンすれば星空を眺めることができます。
子供たちと星座の会話をしたり、夫婦でヨガをしながら二人だけのお喋りを楽しむこともできるでしょう。
・サンルームのデメリット
建築確認申請が必要
サンルームは部屋を増築することになるので構造など建築基準法に適合させる必要があります。
建築面積や建ぺい率など確認事項があり、安易にリフォームしてしまうと是正指導を受けることも考えられるので、建築確認申請が必要なのか市区町村の建築指導課に確認された方がいいでしょう。
【建築確認申請の相談ができる業者探しのサービスについて記事を書きました。ご参考ください。】
接続部分からの雨漏り
悪天候の台風などで雨風が激しい時に、住宅本体とサンルームの接続部分が防水上弱点になりやすいです。
2重3重の水替えしによる防水処理をする必要があるでしょう。
サンルームの施工実績豊富なリフォーム業者に依頼されると安心感があります。
ガラス面の掃除
最初の頃は良いでしょうが雨風に晒されて小さなゴミや汚れが、屋根や壁面の硝子に付着するので外を眺めるにしても気になります。
定期的に水で洗い流しながら拭き上げ掃除されると良いでしょう。
高所での作業は危険なので必要な時には、専門業者に依頼されて下さい。
真夏は暑い
サンルームは構造上ガラス張りの屋根と壁面で構成されているので、日光がまともに室内に入ってきます。
日除けの天井カーテンなどを解放した状態で放置すると夏場は気温が上昇します。
状況に応じた暑さ対策が必要でしょう。
・サンルームのリフォーム注意ポイント
実際にサンルームのリフォーム際に気を付けなければならないポイントを見ていきましょう。
サンルームの性能
サンルームと言っても種類や性能も様々で使用目的に応じて選ぶ必要があります。
取り敢えず雨避け程度で良く洗濯物を干せる程度でいいのか、家族が寛げる空間としてリビングの延長と捉えるのであれば水密性が断然違ってきます。
コスト的にも影響するので見積もり時には、目的と性能の詳細を確認することを忘れないようにしましょう。
地域の特性を考慮する
地域により天候の条件は様々ですが、特に積雪や台風が通過する地域はその環境下でも耐えうるサンルームの強度が必要となってきます。
事前にメーカーの性能表や施工実績を確認して雨漏りや飛散、破損などが起きないように注意しましょう。
固定資産税がかかる
サンルームは、ガラス張りの屋根と外壁で囲まれることで床面積と捉えられます。
それにより住宅の延べ床面積に算出されるので固定資産税が課税されるのです。
プライバシーを考慮する
サンルームの長所は、天井も壁もガラスなので開放的な空間であることですが、それが逆に外部からも見えてしまうことでプライバシー上問題になる可能性があることです。
近所の住宅や歩行者からの視線が気になる、近くのアパートから見下ろされている気がするとなると、サンルームの良さが半減してしまいます。
屋根や外壁に使われているポリカーボネートやガラスなどの、視認性を調整することも可能なので事前に確認しましょう。
サンルームの実物を確認する
「イメージと違った」「こんなはずじゃなかった」とならないためにも実際に施工されたサンルームを見学しましょう。
ショールームで確認されてもいいですが、できれば依頼する業者が施工したサンルームを見た方が確実です。
住まわれている方に利用してみた感想や施工業者の対応なども聞き取れると尚良いでしょう。
・まとめ
憧れのサンルームにも良い点だけでなく、デメリットがあることもお分かり頂けたでしょうか。
リフォームする前にどんな目的でサンルームを造りたいのか明確にすることが重要です。
定期的に屋根を掃除したり建築確認申請が必要かもしれないなど手間が掛かりますが、自分達が優先するメリットがそれを上回れば後悔しません。
ご家族で注意ポイントを話し合われて理想的なサンルームを造りましょう。