クッションフロアに床を張替えで成功する秘訣を紹介していきます。
・後悔しないクッションフロア張替えのコツ
床張替えのタイミングは
表面の凹みや汚れ
重さのある家具の食卓や椅子の先端を引きずった拍子に痕が付いてしまったり、汚れが染み込んでしまうことがあり張替えの時期と言えます。
接着効果が薄れてきて繋ぎ目が捲れてくるとつま先に引っかかるので危ないでしょう。
模様替え
室内のイメージを一新したいのであれば張替えが簡単なクッションフロアなら簡単にできます。
どこをクッションフロアに張替えるか
洗面室・キッチン
洗顔や洗濯の際に水が跳ねたり多少零してしまってもすぐに拭き取れば問題ないので、同じクッションフロアに張替えるといいでしょう。
リビング・廊下
家族が利用するスペースなので汚れやすいですが、メンテナンスしやすいし掃除が簡単なのでリビングや廊下の床にクッションフロアを張ることもありでしょう。
フローリング調にすれば木製ドアなどの内装ともマッチするので雰囲気を保てます。
クッションフロアの選び方
デザイン
大理石のような石調や木製のフローリング材と見間違えるような柄もあり、リアル凹凸は部屋の雰囲気作りに最適です。
アクセントとして際立たせてもいいし、天井や壁と合わせて落ち着いた感じでコーディネートもできるでしょう。
機 能
クッション性を高めたいのであれば厚目にしたり、耐久性を求めるのであれば店舗用の機能性クッションフロアにするといいでしょう。
デザイン性は当然のこと耐薬品性や抗菌性、耐動荷重性、防汚性、遮音性などの製品があり目的に応じて選ぶことができます。
フローリングから張替えるメリット
安 価
木製のフローリングやタイルなどと比べると安価で利用しやすいです。
クッション性能
足触りも良く衝撃吸収してくれる感覚が体に優しいでしょう。
施工が早い
塩化ビニルなのでカッターで切断できるので他の床材と比較すると施工は簡単です。
耐水性が高い
フローリングのような繋ぎ目が少なく、ジョイント処理を施すので水が床下に染み込みずらいです。
掃除が簡単
汚れを拭き取りやすく段差や隙間にホコリも溜まらないので掃除機やモップ掛けがしやすいです。
ちょっとした汚れも中性洗剤でその都度落とすといいでしょう。
補修しやすい
角の方から捲れてくれば接着し直すこともできるし、汚れが酷い時には部分的に剥がして張り替えることもできます。
他の材料と比べると、ほとんどホコリも立たないので便利でしょう。
種類が豊富
住宅だけでなく店舗でも使えるカラフルな色彩や豊富な柄があるので選ぶのが楽しくなります。
ペット対応性
ペットが室内を駆けずり回り飛んだり跳ねたりすると床材の表面が固い場合に、足先から体に衝撃が伝わります。
クッション性が高いクッションフロアであれば弾力があるし、消臭機能があればペットに優しいでしょう。
クッションフロアのデメリットとは
重たい物の跡が付く
家具などのように同じ位置で荷重がかかり続けると、部分的に凹み跡が残ります。
厚手の敷物か合板をサンドすれば、つきずらくなるでしょう。
高級感が劣る
遠目には分かりずらいですが接近して見ると木材や石材でないことに気が付きます。
継ぎ目から捲れる
年月が経過してくるとジョイント部分から捲れてきます。
定期的にメンテナンスとワックス掛けをすれば長持ちするでしょう。
熱に弱い
タバコの熱などでは溶けてしまい変色します。
耐久性が低い
家具などを何度も引きづったり汚れを落とすために研磨剤で強めにしごくと、表面が剥がれて裏側の発泡層が露出してしまいます。
専門業者や製品カタログによりお手入れの仕方を確かめてください。
クッションフロアを自分で張り替えられるか
DIYでクッションフロアを張り替える手順を見ていきましょう。
古いクッションフロアを剥がす
今まであった傷んだクッションフロアを剥がして下地の凸凹を処理します。
新しいクッションフロアを仮敷きする
部屋の隅々に新しいクッションフロアを長めに仮敷きします。
余りをカットする
部屋の形状に合わせてヘラで押し込みながら角に折り目を付けてコーナーカッターで切断します。
柄を合わせる
クッションフロア同士の柄が合うように少し重ねて調整して余りは切断します。
両面テープを貼る
全体的に仮敷きしたらクッションフロアを捲り上げるながら両面テープを貼っていきます。
次に床面の両面テープを貼っていきます。
ローラーで圧着する
クッションフロアに空気が溜まらないようにヘラでしごきながらローラーで圧着していきます。
繋ぎ目の処理をする
クッションフロアのジョイント部分の処理をします。
DIYが得意な方であれば自分でクッションフロアの張り替えをすることは可能だと思いますが、部屋の形状に合わせてカットしたり、空気が溜まらないように圧着するのは中々難しいことでしょう。
専門家に依頼する際に安くするにはどうしたらいいのか見ていきましょう。
プロに依頼して安く張替える方法
相見積もりの注意点
クッションフロアの張り替えを得意とする専門業者に依頼しますが相見積もりで複数に依頼して比較します。
古い床材の処分費が含まれているか、諸経費の割合がどれくらいなのか確認しましょう。
クッションフロアの材工単価と数量が極端に高かったり、安すぎるのも怪しいです。
後になり追加費用で請求されたり、工事費に対して経費が極端に高いと要注意です。
リフォームの場合には家具の移動も必要となるので業者に依頼するのであれば見積もりに反映させて金額の交渉をしましょう。
床下の補修は明確にする
雨漏りや水回りの漏水で床下地材が腐ってしまい根太や大引き材の取り換え補修が必要な場合があります。
見積もりで補修一式で施工費が提示されると詳細が不明で比較ができないでしょう。
材料代と施工費、廃材処分費を明確にするよう業者へ依頼して適正価格を掴みます。
水回りとまとめてリフォーム
クッションフロアの張替えだけよりも洗面台やキッチンも一緒に取り換えることで工事が集約でき管理しやすくなり、ボリュームもできるので値引き交渉がしやすくなるでしょう。
寿命を延ばすには
普段から手入れを怠ると汚れや捲れが目立つようになってくるので、樹脂ワックスなどを定期的にかければ汚れやキズ防止となり張替えのスパンが改善されるでしょう。
・まとめ
簡単に張り替えることができるのがクッションフロアの魅力の一つですが、特徴をしっかりと理解していないと「思っていたのと違う」となりかねません。
チェックポイントをヒントとして専門業者の評判や工事保証の充実具合も含めて総合的に判断しましょう。
ご家族に合ったインテリアのアイテムとしてクッションフロアを活用して頂ければ幸いです。
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